百瀬彩夏、宮岡佳子著。中年期女性の性役割と心身の状態との関連を探るために、40~50代の女性250名に質問紙調査を行った。クッパーマン更年期障害指数、WHO-QOL26日本語版、Bem Sex Role Inventory日本語版を用いた。性役割のタイプを4タイプに分けて、関連を調べたところ、疲労感、頭痛がアンドロジニー型で低く、セックスタイプ型では高かった。QOLではアンドロジニー型で高く、未分化型、クロスセックスタイプ型でで低かった。中年期女性では、男性性がある程度保持された方が健康的であることが示唆された。