沖縄の洞窟信仰と観光―民俗知活用の可能性を探る―
明治学院大学 社会学・社会福祉学研究
pp.1-30 主に沖縄の女性民間巫者により篤く信仰^ されてきた聖地としての洞窟(ガマ)が、近年、古酒蔵や観光など様々な用途に使用され始めた現象を実地調査で得たデータをもとに分析した結果、地域密着性が高い聖地ほど、観光化や産業化が困難であり、信仰地としての性格を強く保っていることが明らかとなった。