日本のアパレル産業は、事業所よび従業員数ともに縮小傾向に歯止めがかからない。バブル経済崩壊後、コスト抑制が働く中、縫製工場は中国などのアジアへ転出し、日本にいる縫製職人は高齢化が進み、廃業が後を絶たない。そうした中、インターネットを活用した新たなビジネスモデルが登場した。シタテルやヌッテのようなインターネット上で作れる人と作ってほしい人をマッチングするプラットフォームである。こうした事例に加え、kurisumeade factoryのように、都市に小規模縫製工場を起業する事例も取り上げる。新たなアパレル産業の動きに注目した。