社会的課題解決に取り組む企業の連携に関する一考察-日本と韓国のソーシャル・ベンチャーの事例を中心に―
跡見学園女子大学マネジメント学部紀要
第36号
中小企業や創業間もないスタートアップ企業、高い成長性を見込むベンチャー企業は、自社の経営資源や経験の制約を補うため、外部の経営資源との連携やパートナーシップを構築するという議論がされてきた。CSR、SDGS、ESGが当然のように求められる現代において、こうした連携の意義や課題はどのようなものか。事例を通して考察した。本稿では、日本の下請け企業がソーシャル・ベンチャーを設立した事例と、韓国の通信大手のSKTがソーシャル・ベンチャーと連携した事例をとりあげた。