「産業クラスターの進化と比較制度分析-均衡の要約表現と共有予想の通時的分析に向けて-」『三田商学研究』
慶應義塾大学商学会
第48巻3号
既存の産業クラスター研究では、経済主体への関心は高くなかった。そこで本稿では、歴史と進化を重視する比較制度分析の枠組みを産業クラスター研究のツールとして導入することで、産業クラスターの進化プロセスの分析を試みた。事例研究を通して、具体的に制度がいかに変化するのかを分析し、経済主体に注目することの重要性を示した論文である。