SDGsのゴールは、抽象的で一見すると誰からも反対がない、あたり前の内容にも思える。しかし、そのゴールを具体化するターゲット毎の指標を、それぞれの自治体の実情に照らしてローカル指標として設定し、その進捗を目指すことがSDGsの大きな意義であり、それに着手している自治体は、まだ多くない。市区町村毎のデータがない指標もある。その中で、子どもの貧困に関わる市町村の事業として就学援助・学校給食は、SDGsの「1貧困をなくそう」「2飢餓をゼロに」というゴールに照らして課題が多く、急ぎ見直しが行われるべきである。