物価高騰下の学校給食の課題
跡見学園女子大学マネジメント学部紀要
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合理化が求め続けられている食材費高騰下の学校給食は、委託業者の質の確保、入札不調の発生、非正規給食調理員の低賃金が課題となっている。少子化が進み、小中学生だけでは給食の対象者が減少するが、食育の「生きた教材」であり、子どもの食のセーフティーネットである学校給食制度の有効活用のために、まずは高校生や学童保育などにも対象を拡大することが検討されるべきである。