学術論文

基本情報

氏名 森 まり子
氏名(カナ) モリ マリコ
氏名(英語) mariko mori
所属 文学部人文学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

「ハマースの論理と対イスラエル和平━━プラグマティズムへの変容1987~2007━━」

単著、共著の別

単著

年月日

2010/06

発行所等

『中東研究』No.508,中東調査会

出版社

巻・号

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査読の有無

概要

pp.47-59.2006年1月にハマースがパレスチナ立法議会選挙で勝利した後、欧米諸国はイスラエル承認を拒否するハマース新内閣の承認を拒否し、ボイコットや援助削減で応じた。2007年3月にハマースはファタハとの挙国一致内閣を成立させるが、ファタハとの対立は悪化の一途をたどり、6月にハマースはガザを武力制圧する。以来イスラエルは自国の安全保障を理由にガザを封鎖し、2008年末にはガザに侵攻する。このような状況下、ハマースは和平停滞の原因と見なされがちであるが、実際には状況の変化に応じて変容しており、暴力を放棄するには至らないが現実主義も見せている。本稿は政治組織としてのハマースの変容を整理し、イスラエルとの妥協の可能性を探る素材を提示する。