「“価格ブーム”を支える消費者群」
日経消費経済フォーラム会報
104号
平成景気時と不況に入ってからの消費者調査の結果を比べると、消費者の高額品志向が薄れ価格重視の傾向が強まっていることがわかる。そこで、調査データを利用して、スーツを買う時に、着心地、仕立て、趣味に合う、評判がよく恥ずかしくないもの、という条件を満たしてもなお、納得できる値段でなければ買わないという消費者を取り出し、この層のブランドロイヤルティー、ストアロイヤルティーについて考察した。