「『個計』の実態とゆとり」
日経消費経済フォーラム会報
138号
世帯で1つの財布を持ち家計単位で消費を行うのではなく、世帯内の個々人がそれぞれの自分の財布を持ち消費する“個計化”の傾向が強まっている。個計の実態を消費者調査データを利用して明らかにし、重回帰分析の手法を適用し、個人の支出額が個計の所得・貯蓄要因、家計の所得・貯蓄要因、そして個人の消費スタイルといった要因によってどの程度規定されるのかを探った。