「消費研究のパースペクティブ その1」
高千穂論叢
45巻3号
本論文の目的は、きわめて学際的な分野として発展してきた消費研究の流れを整理し、総合的な消費研究の展望を示すことにある。そのために、多様なアプローチによる研究の次元を整理し、分析のフレームワークを明確にしていく。本稿「その1」では、消費社会の登場と消費研究への関心の高まりについて概観したのち、経済学分野からのアプローチを取り上げた。