災害時の地方議会、議員のあり方については、法制度上も実態的にも明確ではない。そこで、市町村議会議員研修「防災と議員の役割」の成果を踏まえて、地方議員の集合知を紡ぎ出した。その結果、災害時の地方議会・議員の役割については、「災害後に議会、議員が適切に行動するために、事前にルールを取り決める必要がある」「災害後は、情報収集・共有・発信が重要であり、議員もその役割を担う必要がある」「災害後の議員の役割は、被災地、被災者支援が中心である」「災害後の議会の役割は、特別委員会を設置して政策提案をすることが主である」「災害時には議長のリーダーシップが重要である」ことが明らかになった。