木造住宅の耐震補強推進政策に関する基本的考察
地域安全学会
地域安全学会論文集No6
木造住宅の耐震補強を推進するためには、住宅の老朽化の状況、所有形態、所得の多寡、それに居住者の知識など様々な要因を総合的に考慮する必要がある。そこで、既存の政策、これまで提案された政策を整理するとともに、新たな提案として、地域主体の取組み、市場の創設、低所得者への重点的投資を取り上げ、耐震補強推進政策の全体像を明らかにした。