2020年度は2つの大きな高齢者、障がい者等を守るために2つの大きな検討会が開かれた。一つは、内閣府の「令和元年台風第19号等を踏まえた高齢者等の避難に関するサブワーキンググループ」であり,在宅の方の避難を対象としている。もう一つは国土交通省と厚生労働省との共管の「令和2年7月豪雨災害を踏まえた高齢者福祉施設の避難確保に関する検討会」であり,施設利用者の避難を対象としている。サブワーキング,検討会ともに,制度まで踏み込んだ議論が展開され,結果として法改正を伴う画期的な制度変更が行われることとなった。