「なまはげ台帳」を「避難行動要支援者名簿」としての活用をしている秋田県男鹿市のなまはげを例に、避難時に必要な情報を事前にまとめ、普段からかかわることでともに避難でき利点について触れている。
都心においては、なまはげではなくとも福祉の専門職の人間の役割として行えることである。しかし、コロナ禍において、手伝うことが難しくなったという現実がある。
また、地震など災害が起きたとき、「正常化の偏見」という観点より、「自分は大丈夫」と思っている時点で意識は低いのである。防災訓練を通して常に意識させているのだ。
災害時に一人も残さないために必要なのが、個別避難計画と、常に危険と隣り合わせだという意識、福祉におけるBCPによるガイドライン、お互いに支え合える関係性が重要になってくる。