鍵屋一、池田真紀。2009年3月における福祉施設の事業継続計画(BCP)の策定率は0.5%,BCPを知らないと答えた割合は92.1%に上る事実を示し、地方都市の特別養護老人ホームでの調査、ヒアリングをもとに重要な災害時対応業務(安全確保、火災、医療手当、施設点検、安否確認など)、介護における優先業務(直接生活介助、間接生活介助、医療関連行為、管理運営)をわが国で初めて明らかにした。また、一般的なボトルネックと対策を取り上げ、公的支援の必要性を論述した。本論文は、地域安全学会論文奨励賞を受賞した。