「貧困と生きがたさを抱える若い女性たちをめぐって:求められるジェンダーの視点に立った支援」
『統計』2012年5月号
財団法人日本統計協会
第63巻第5号
男女共同参画を推進していく上での課題のひとつである生活上の困難に直面する人々への支援について、特に、近年の大卒シングル女性の二極化や経済的貧困と社会的孤立の深刻さが、男性のニートや引きこもりに比べて見えにくい「家事手伝い」の20代、30代の若年無業の女性たちの置かれた状況について考察した。そして、このような困難を抱えた若い女性たちに対し、ジェンダーの視点にたった支援が地域社会で求められていると論じた。