論理分析は美術批評にとって有効か─―B・ラッセルからR・フライへ――
『芸術/批評』東信堂
第1号
20世紀の初頭、科学と芸術の両分野において「分析」的手法が実践された。そこで重視される「空間」について、論理学と作品批評の二つの側面から検討した。その際、論理学とモダンアートをつなぐ人物であるラッセルの親友ロジャー・フライの批評テクストに即して論述した。