『花蹊日記』に書かれた女生徒「節子」をめぐる一考察
跡見学園女子大学花蹊記念資料館
No.28
本考察では、『日記』に留められた一人の女生徒の足跡を辿ることで、花蹊のフィランソロピストとしての側面に注目しつつ、『日記』のなかで「節子」と呼ばれる女生徒が実は前衛画家久米民十郎の生母「せつ」であり、さらには、その雅号を「花庭」と称したのではないかという一つの見通しを明らかにした。