「第4四半期」のオバマ外交
月刊「海外事情」(拓殖大学海外事情研究所発行)
第63巻2号
米国のオバマ政権二期八年のうち、最後の二年間が始まったのに伴い、2014年11月の中間選挙で、米有権者からは否認されたオバマ政権が取り組む外交・安全保障政策について、外交原則と「世界秩序」論争を切り口として再検証を試みるとともに、今後「外交的遺産(レガシー)」を残す可能性とその条件について考察した。オバマ政権にとって、遺産づくりの前に取り組むべき前提条件は、大統領のリーダーシップ確立であることを指摘した。