米中関係の急進展と日本
季刊誌「調研クオータリー」読売新聞調査研究本部発行
2003年冬号
9・11事件以降、米中関係が急速に発展した経緯を分析した。ブッシュ政権は発足直前、中国は戦略的競争相手であって、戦略的パートナーではない、と位置づけていた。ところが、9・11事件後、米中軍事交流の再開をはじめ、六か国協議の進展など米国側のイニシアチブで、関係改善が進んだ。米中それぞれの対外アプローチ、中国の新安全保障観、日本の対応などを分析した。