高齢者の住生活の実態 -生活時間の分析-
日本女子大学家政学部紀要
第51号
生活実態調査を通して高齢者が住みやすい住宅計画の一助となる資料を得ることが目的である。 大学生の居住地域内の知人あるいは隣人で65歳以上の高齢者を対象に、アンケート・ヒアリング調査を実施した。分析の結果、在宅時に行う行為としては家事作業が多いが、性別や年齢、健康状態によりその傾向は多少異なることが明らかとなった。また高齢者向けサービスを受けるものは未だ少なく、かなり自立した生活をしていることが伺われた。