ストック活用型社会における郊外戸建住宅地の活用に関する研究 -若年層の転出入の動向-
日本建築学会住宅系研究報告会論文集
第2巻
既存住宅地の活性化を図るための問題点抽出を目的とし、開発後長期経過した戸建住宅団地2箇所でアンケート調査を実施、若年層の転出入動向を分析した。 その結果、転出した子世代が子の誕生や持家取得の過程で各々の団地周辺に住替える傾向が示され、団地出身若年層を継承者と捉えることの有効性が示唆された。 一方団地に居住する若年層から、子どもの室内遊び場、来客用駐車場等の不足が指摘され、これらの整備が不可欠であることが明らかとなった。