計画的に開発された住宅地における既存戸建住宅ストックの活用に関する研究 -神奈川県のM団地及びT団地の事例を通して-
日本建築学会住宅系研究報告会論文集
第4巻
郊外戸建住宅を有効に活用するための方策を、居住者の意向と住宅規模の関わりから検討することを目的とする。神奈川県郊外の2団地で調査を行い、分析・考察した。 その結果、中古住宅購入世帯に自宅を売却して住替える希望が強いことが示された。 また居住者の年齢や世帯構成によって、満足と感じる住宅規模が異なることが見出され、ストック有効活用にあたっては、市場に供給された住宅規模に対して満足と評価する家族の属性を把握することが重要であると指摘した。