学術論文

基本情報

氏名 新井 雅
氏名(カナ) アライ マサル
氏名(英語) masaru arai
所属 心理学部臨床心理学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

心理専門職による研究知見の効果的生成・臨床的活用・社会的普及に関する展望

単著、共著の別

単著

年月日

2019/02/28

発行所等

心理臨床学研究

出版社

巻・号

36(6)

開始ページ

657

終了ページ

667

査読の有無

概要

PP.657-667.(総ページ11). 臨床技能を高め実践することに関心の強い心理専門職において,研究活動への意識や関与を高めつつ,研究活動を基盤とした多様な臨床的・社会的活動へとつなげる試みを探求することは重要である。本研究では,心理専門職に求められる研究活動を基盤とした専門的活動の展開とその教育訓練に関する検討を行うことを目的とした。国内外の先行研究を展望した結果,①研究活動への肯定的な態度を基盤としつつ研究知見の生成に関与すること,②幅広い心理学分野の研究知見に対して開かれた態度を持ちながらエビデンスに基づく心理学的な実践を行うこと,③心理学的な知識や知見を広く社会的に普及させていくための活動に携わることが,さらなる社会的な貢献を果たしていくために重要であり,そのための知識や技能,態度を育成する教育訓練の検討が必要不可欠であることが示された。今後,本研究で明らかとなった様々な研究課題をより具体的に探究しながら,心理専門職による研究活動を基盤とした専門的活動の発展につなげることが求められる。