読解指導法としての音読・チャンキング・文法指導間の比較
関西レヴュー
第25・26合併号
英文を意味のまとまりごとに理解するチャンキングに基づいた読みは、下位処理過程の統語解析を効率化して、リーディング力を育成することに効果があるかを調べた。さらに音読の実践が、チャンキングに基づいた句単位の処理の自動化を促進するかを検証した。加えて、構文指導を行うと統語構造の理解が深まり、リーディング力を高めるかどうかも調べ、これらの指導の英語教育法としての可能性を探った。