「構造助詞“所(suo3)”についての分析」
日本語文法研究会
『研究会報告』第27号
本論文は、構造助詞としての“所”が動詞の前に用いられる四つのパターンをシンタックスレベルにおいての考察を行った。その結果、この四つの構造形式は、名詞フレーズとして機能してすべて主語と定語になることができるが、微妙な違いも見られる。また、目的語になれる構造が多いものの、中心語になれる構造が少ないことがわかった。