「“能V得C/D”形式の意味範疇―“能VC/D”と“V得C/D”との比較を通して」
白帝社
『日中言語対照研究論集』第11号
本論文は、“能V得C/D”形式を中心に、“能VC/D”と“V得C/D”との比較を通して、先行研究の論述には不備なところがあると考える。そして、“能V得C/D”形式の意味は「話し手が判断を行う。その判断とは、一定の状況下で、ある動作が実現できるならば、一定の状況下で、ある結果が出現できる」と新たに定義した。さらに他の形式と比較して“能V得C/D”形式の表わす可能の意味は最も広く、形も最も整っていると結論付けた。