大学生の進路選択における自己効力感と不安の関連
跡見学園女子大学 心理学部紀要 第4号
本研究では,大学生の進路選択における不安を, 自己効力感の情報源の1つである生理的・情動的喚起として扱い, 自己効力感と不安の関連について明らかにすることを主な目的とした。 その結果, 進路選択行動変容ステージの進行,すなわち進路選択行動への動機づけや行動頻度が高まるにつれて, 自己効力感は向上し, 同時に不安が低減していくことが明らかとなった。