約15年間、ひきこもり青年のサポートグループ実践とセルフヘルプ・グループへの支援を行った。その実践と研究の成果を2009年に博士論文にまとめ、2022年に書籍として出版した。これらの経験をもとに、臨床心理士会や厚生労働省においてひきこもり支援を推進する業務に携わっている。また、個人カウンセリングを含む様々な現場での臨床経験を踏まえコミュニティ・アプローチの方法論の整理を進めている。関連して、20年以上継続してきたグループ・アプローチの事例検討会の方法論と意義を分析している。さらに、人間性心理学会とコミュニティ心理学を基礎として、平和問題に対する臨床心理学の応用に関心を抱き、活動を進めている。