非精神病性ひきこもり者に対するグループ・アプローチの展望-整理と位置づけの試み-
九州大学心理学研究
第6巻
ひきこもり者に対するグループ・アプローチの実践について文献レビューを行った。結果として、援助者「専門家-非専門家」、枠組み「医療-地域精神保健」、援助の構造「包括的-硬い-柔らかい-自由」という3つの視点によりグループ・アプローチの位置づけを行い、「集団精神療法」「デイケア」「居場所活動」「SHG」「入院治療」「宿泊型施設」「サポートグループ」の7つに概念を整理することができた。