セルフヘルプ・グループへの所属過程-対人恐怖心性の高い者が多いグループにおける調査-
人間性心理学研究
第23巻第1号
対人恐怖心性の高い者が多く参加しているひきこもりのSHGにてインタビュー調査を行い、SHGへの所属過程を明らかにした。「場への安心感:あり-なし」「親密な特定メンバー:あり-なし」という2軸からなる「SHG所属過程モデル」が作成され、所属過程として「対人交流型」「積極安心型」「所属困難型」「対人訓練型」「不完全燃焼型」が抽出された。特に、SHGにも所属できない所属困難型の存在が明らかとなった。