ひきこもりのセルフヘルプ・グループ代表者との協働に関する事例研究-「代表者グループ」における援助者性と当事者性への関わり-
コミュニティ心理学研究
第12巻第1号
SHGを運営する者としての「援助者性」と、援助を受ける者としての「当事者性」を合わせ持っている地域のSHG代表者への関わり方に着目して、ひきこもりのSHG代表者等の集まりである「代表者グループ」の実践事例研究を行った。心理臨床家は「支援」と「協働」という両方の関わり方をもっており、具体的には「運営に対するコンサルテーション」「受容・共感・支持的関わり」「運営に関する意見交換」「代表者たちのセルフヘルプ」が行われることを論じた。