24年に渡り、筆者らは「グループ体験をしながら、グループ事例を検討する」というコンセプトのグループ・スーパービジョン(GSV)を実践してきた。このA会のセッション3回を素材として「振り返り会」を行い、そのデータをもとにテーマティック・アナリシス法による分析を実施して、A 会の集団力動と学びへの寄与ついて考察した。その結果、「テーマ1:A 会で生じる集団力動」「テーマ2:A会におけるグループ・アプローチの学び」が提示され、それぞれ8個及び4個のコードが抽出された。A会の特徴的な構造を踏まえた検討を通して、GSVの実践を促進する一助とした。
<共同研究者>
板東充彦、本山智敬、金子周平、髙松真理