ひきこもること、つながること
ナカニシヤ出版
大学生の友人関係について多角的に論じた本書においてコラムを執筆した。「ひきこもり」とは、社会から見たときの現象であるが、自分の内面とは「つながって」いる。他方、社会と「つながって」いる自分は、内側にいるありのままの自分から見ると、逆に「ひきこもって」いるのかもしれない。これら両側面は、「外を生きること」と「内を生きること」であって、どちらもが活き活きとした生の営みであることを論じた。 吉岡和子、高橋紀子(編)『大学生の友人関係論-友だちづくりのヒント-』