セルフヘルプ・グループへの所属過程に関する一研究-対人恐怖心性との関連-
九州大学大学院人間環境学府修士論文(未公刊)
対人恐怖心性の高い者が多く参加しているひきこもりのSHGメンバーに対して半構造化面接を行い、SHGへの所属過程を明らかにした。「所属感:あり-なし」「メンバーとの距離:近い-遠い」という2軸からなるSHG所属過程モデルが作成され、所属が困難なタイプを含む5つのタイプが提示された。また、対人恐怖心性の高い者について事例検討を行い、SHG活動に楽しさを感じられるかどうか、という臨界点の存在を指摘した。