学術論文

基本情報

氏名 穂苅 友洋
氏名(カナ) ホカリ トモヒロ
氏名(英語) hokari tomohiro
所属 大学 文学部 コミ文
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

名称

Asymmetry between Person and Number Features in L2 Subject-Verb Agreement

単著、共著の別

共著

年月日

2021/05

発行所等

BUCLD 45: Proceedings of the 45th Annual Boston University Conference on Language Development

出版社

Cascadilla Press

巻・号

開始ページ

735

終了ページ

745

査読の有無

概要

若林茂則,木村崇是,ジョン・マシューズ,秋本隆之,穂苅友洋,山崎妙,大滝宏一

本研究では,27名の英語母語話者と20名の台湾語母語話者を対象に,英語の主語と動詞の(不)一致に関する敏感さを自己ペース読みタスクを用いて調査した.その結果,台湾語母語話者は「人称」の不一致(例:{I/you} *likes ...)に対しては、その非文法性に対して反応できたが、「数」の不一致を含む誤り(例:They *knows ...)については反応できなかった.この結果は,日本語話者を対象とした先行研究(例:Shibuya & Wakabayashi, 2008)と一致しており,この結果は,「人称素性」と「数素性」が統語派生に導入される過程の違い(人称素性は名詞句に内在されるものだが、数素性は統語派生ごとに随意的に導入されるもの)を反映したものであると論じた.