学習者の最隣接発達領域(Zone of Proximal Development)において、どのような支援、援助があれば学びにつながるのかを研究テーマとしています。特に第二言語習得において、どのような足場作り(scaffolding)が必要であるのか、社会文化理論(sociocultural theory)に基づいて研究しています。また教室を「実践の共同体」としてとらえ、学びの共同体づくりに必要な条件とは何か、またその中で、学習者はどのような学びのプロセスを経て何を学んでいくのかに焦点を当てて研究しています。特にディベートを取り入れたwritingの指導、オーラルプレゼンテーションに関する足場づくりを意識した指導方法の研究をしています。また多文化共生の在り方について興味を持ち、特に「文化的・言語的多様性」の観点からマイノリティーとなった先住民の言語及び文化復権運動について研究しています。