「社会文化的視点が英語教育に示唆すること」
『武蔵野美術大学研究紀要』No.45
社会文化理論の核となる考えは、人間の認知とは、社会的、文化的歴史的文脈から切り離すことができないという点である。本稿の目的は、社会文化的視点が人間の学習をどうとらえているかを考察し、そこから、第二言語を教える教師として言語学習者をどう捉えるべきかを論じた。さらに、社会文化理論から発展した活動理論が日本の英語教師教育に示唆していることは何かを探った。(8P)