現代社会に生きる私たちにとって「異文化理解」はきわめて重要なテーマです。 文化人類学とは人間や文化を理解する学問であり、私たちの文化もまた、ある時代の特定の文化が生み出した知識と技術の体系の一つであって、絶対的・普遍的なものではないということを文化人類学では学びます。そうした文化相対主義的な考え方が異文化理解につながるのだということを、文化人類学の講義はもとより、大学でのさまざまな人との出会いや経験を通して学んでほしいと思います。