無住が『雑談集』や『沙石集』において意図していた笑話的な譬喩譚と梵舜本は大きく齟齬しており、独自の改編が行われている。そこには室町期から江戸期にかけて生み出されていく笑話集に対する梵舜本改編者の意識が看取できる。無住は晩年においても仏教説話集の編纂意図を変化させず、その思想は一貫している。藤原享和、寺川眞知夫、駒木敏、垣見修司、岩坪健、廣田收、植木朝子、小林加代子、生井真理子、加美甲多、稲田秀雄、生形貴重、早川久美子、三宅宏幸、神谷勝広、山田和人、邊恩田、青木亮人、田中励儀、木村功、西村将洋、西川貴子、笹尾佳代、山田哲久、北川秋雄、瀬崎圭二、木谷真紀子、堀部功夫、黒田大河、加藤昌孝、篠原武志、藤井俊博、浅野敏彦、吉野政治、大島中正、入江さやか、石井久雄。