高校中退における指示的予防に関する事例研究――連携による学校適応支援とキャリア支援――
立教大学臨床心理学研究
小栗貴弘,工藤仁美 共著 本研究の目的は,夜間定時制高校において高校中退の指示的予防を行った事例を報告し,校内および外部機関との連携の重要性について検討することであった。中学校は不登校であった場面緘黙の男子生徒に対し,養護教諭が中心となって支援した事例を報告した上で,高校中退の指示的予防として,校内連携による学校適応支援と,外部機関との連携によるキャリア支援の重要性について考察した。