定時制高校の中途退学予防に関する実践研究‐包括的な予防プログラムの開発を目指して‐
目白大学心理学研究
P.55-P.69 本研究の目的は,定時制高校で実践された中途退学予防について考察し,予防プログラム開発のための示唆を得ることであった。普遍的予防,選択的予防,指示的予防の観点から考察し,包括的予防プログラムを開発する上で,スクリーニングテストの必要性,介入のプロセス評価,体系的な心理教育の授業,アセスメントと連携システム構築が課題であることを示唆している。