米国公認会計士の業務範囲の拡大と職業倫理基準―1978年AICPA職業倫理規程規則204の設定を題材として―
『跡見学園女子大学マネジメント学部紀要』
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本稿は、第二次世界大戦後の米国公認会計士の業務範囲の拡大を題材として、AICPAがこれをどのように統制しようとしてきたのかを、米国公認会計士の職業倫理研究の立場から明らかにしていくものである。とりわけ、1987年に設定されたAICPA職業倫理規程規則204を俎上に載せ、AICPAの置かれた社会的文脈に注目しながら検討を進めている。