会計の政治化に関する学際的研究―基準設定機関とパブリック・セクターの相互関係の観点から―
北海道大学博士論文
近年の会計の政治化現象について、これを会計の基準の設定機関とパブリック・セクターとの相互関係の観点から検討したものである。当論文は、一般にプライベート・セクター主導とされる今日の会計基準設定プロセスにおいても、これが一定の条件の下で高度に政治化した際には、パブリック・セクターの影響力が甚大となることを学際的に論じている。