ファンへの聞き取り調査を通じて、ファンツーリズムが「参戦者」の段階にまで発達したファン行動であり、「参戦者」が,ファンツーリズムの核心部分を占めていることが明らかになった。
「参戦」行動の中でも,「宿泊を伴う「遠征」は、さらなる「費用」「時間」「家族の理解」を必要とする。また,同じ「遠征」でも,通常のツアーコンサートより、国内の限定公演のほうが、「費用」「時間」「家族の理解」のハードルが高く、さらに海外での限定公演は、よりハードルが高い。
これらのことから「費用」「時間」「家族の理解」という条件によって、ファンツーリズムにおける階層化が発生していると考えられる。(臺純子・幸田麻里子・崔錦珍、共同研究につき、本人担当分抽出不可能)
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