初期オーシャンライナーの施設とサービス -チャールズ・ディケンズの「アメリカン・ノート」から-
立教観光学研究紀要
No.6
キュナード社の大洋横断定期客船ブリタニアの施設やサービスを、チャールズ・ディケンズの「アメリカン・ノート」を手がかりとして、航海日程やブリタニアの施設や食事内容の記述などを分析し、初期オーシャンライナーの施設やサービス、船客の過ごし方を論じた。その結果、初期のオーシャンライナーの施設やサービスは、後の贅沢なオーシャンライナーとはまったく異なり、船も小さく、船客用施設は快適さに欠け、料理も質朴であったことが明らかになった。