安村克己・細野昌和・野口洋平編著、特別講義編:塩島賢次、黒野友之、鈴木純、須田寛、講義編:安村克己、杉田由紀子、柳田義男、野口洋平、丹治朋子、大谷新太郎、古本泰之、清水苗穂子、橋本佳恵、臺純子、田垣実郷、細野昌和、宍戸学、山田耕生
リゾートの立地と滞在目的による分類を整理し、リゾートの定義が、西洋の近代観光史を背景としていることを概観した。また明治以降にもたらされた西欧スタイルのリゾートが、日本古来の上流階級の山荘別荘や温泉などの伝統と結びつき、日本型の近代リゾートが登場したことを整理した。さらにクルーズは「洋上のリゾート」とも言われ、リゾートの一形態と考えられることを指摘した。これによりリゾートが、時代によって、国によって、社会によって様々に変化するものであることを示した。