モナコ公国の観光地形成史
立教大学観光学研究科修士論文
1861年、領土の約95パーセントを失い、人口1200人程度になるという危機に際し、観光による国づくりを行ってきたモナコ公国約150年の観光史をまとめた。 観光開発に着手したが失敗した第1期、上流階層の避寒リゾートの地位を確立する第2期、文化やスポーツをキーワードに女性を重要なマーケットとした第3期、ドイツ占領時代の第4期、夏の海浜リゾートへ転換し、観光の大衆化にも対応した第5期、Butlerの「真のユニーク」な観光地への転換を図る第6期に区分した。(本文133頁+付表19頁)