「代替性のない魅力が生み出すファンツーリズムに関する研究」
従来、メディア誘発型観光は、一過性のものと言われてきたが、平成24年度の科研研究結果から、ファン行動に注目すると、対象者が関わる場所であれば、どこでも、何度でも行くリピーターとなる可能性があることが分かった。
そこでファンによる観光行動に着目し、年齢層などが異なると考えられる2つの事例を用いて、ファンと対象者や、ファン同士のコミュニケーション、観光消費状況、心理特性、行動特性などを研究し、「ファンツーリズム」の基礎概念の提示を目的とした研究を行った。(臺純子・幸田麻里子・崔錦珍 共同研究)